書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Infected Liver Cyst
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抄録
症例は63歳,女性。CT検査で偶然発見された径20cmの無症候性肝嚢胞に対して穿刺,ドレナージ,無水エタノール注入の処置を施行したが,処置後に感染を併発した。その後穿刺,ドレナージで感染の制御に努めたが,結局開腹ドレナージ手術が必要となった。近年の画像診断装置の進歩,普及から無症候性肝嚢胞が発見される機会が増えており,現在では嚢胞径10cm以上の肝嚢胞には穿刺,吸引を主とした何らかの処置を行っている施設が多いと思われる。穿刺,ドレナージ,エタノール注入は簡便な方法であるが,処置後感染も念頭におき細心の注意をもって行う必要がある。そして感染が起こった場合は手術によるドレナージの時期を失することがないようにしなければならない。
収録刊行物
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- 日本外科系連合学会誌
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日本外科系連合学会誌 33 (5), 777-780, 2008
日本外科系連合学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679321005824
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- NII論文ID
- 130004514763
- 10024800170
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- NII書誌ID
- AN00002502
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- ISSN
- 18829112
- 03857883
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可