腹腔鏡下胃部分切除術を施行した胃迷入膵の１例

• 坂本 一博

  市川胃腸科外科病院 順天堂大学医学部下部消化管外科

• 高橋 玄

  市川胃腸科外科病院 順天堂大学医学部下部消化管外科

• 杉本 起一

  順天堂大学医学部下部消化管外科

• 石山 隼

  順天堂大学医学部下部消化管外科

• 小野 誠吾

  順天堂大学医学部下部消化管外科

• 小島 豊

  順天堂大学医学部下部消化管外科

• 五藤 倫敏

  順天堂大学医学部下部消化管外科

• 市川 純二

  市川胃腸科外科病院

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Laparoscopic Gastric Ectopic Pancreas Resection Using Endoclose<SUP>TM</SUP>

抄録

胃の異所性膵に対して腹腔鏡下に腫瘍部摘出後，胃壁を腹壁側に支持糸で吊り上げ，胃部分切除術を施行した症例を経験したので報告する．<BR>　症例は35歳，男性．検診で施行した上部消化管造影検査で，胃体下部の前壁側にbridging foldを伴う約３cm大の隆起性病変を認め，外来を受診した．精査の結果胃粘膜下腫瘍と診断し，腹腔鏡下手術を施行した．<BR>　手術ではまず内視鏡で腫瘍の部位を確認後，漿膜側にマーキングを行った．surgical marginを確保し腫瘍を切除した．腫瘍摘出部の大彎側から小彎側にかけて胃壁全層を３針縫合し，その糸をエンドクローズ^TMで腹壁外に引き出した．腹壁に吊り上げた２本の支持糸を調節して３回の自動縫合器で胃壁を縫合閉鎖した．術後経過は良好で，第14病日に退院した．

収録刊行物

• 日本外科系連合学会誌

  日本外科系連合学会誌 34 (2), 189-193, 2009

  日本外科系連合学会

キーワード

• 胃迷入膵
• 腹腔鏡下手術
• 胃粘膜下腫瘍

詳細情報

• CRID: 1390282679323722752
• NII論文ID: 130004514810
• NII論文ID: 10024801202
• NII書誌ID: AN00002502
• DOI: 10.4030/jjcs.34.189
• ISSN: 18829112
• ISSN: 03857883
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009308414
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可