書誌事項
- タイトル別名
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- Encephalomyelopathy due to vitamin B12 deficiency with seizures as a predominant symptom
- 症例報告 てんかん発作を主徴としたビタミンB12欠乏性脳脊髄症の1例
- ショウレイ ホウコク テンカン ホッサ オ シュチョウ ト シタ ビタミン B12 ケツボウセイ ノウ セキズイショウ ノ 1レイ
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抄録
39歳男性例を報告した.視覚異常を自覚し,1カ月後に全身痙攣発作が出現して当科に入院した.頭部MRIにて右前頭葉内側,中脳,視床,大脳皮質に異常信号が多発したが,痙攣発作のコントロールとともに右前頭葉内側を除いて異常所見はおおむね消失した.その後,失調性歩行,四肢しびれが顕著となり,大球性貧血,血清ビタミンB12値低下,抗胃壁細胞抗体陽性,抗内因子抗体陽性が確認された.MRIにて脊髄後索,延髄,小脳,視床間橋,前頭葉に異常信号の出現をみとめ,ビタミンB12欠乏性脳脊髄症と診断した.ビタミンB12の投与により症状は軽減し,新たなMRI異常所見は消失した.てんかんの原因検索の際には当疾患も念頭におく必要がある.<br>
収録刊行物
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- 臨床神経学
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臨床神経学 49 (4), 179-185, 2009
日本神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205036201344
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- NII論文ID
- 10024899343
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- NII書誌ID
- AN00253207
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- ISSN
- 18820654
- 0009918X
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- NDL書誌ID
- 10435602
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可