書誌事項
- タイトル別名
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- Continuous superselective intra-arterial infusion chemotherapy through the superficial temporal artery for carcinoma of base of the tongue
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抄録
舌根癌症例に対する持続的超選択的動注化学療法(放射線治療併用)の初回治療効果について報告する。対象は舌根部扁平上皮癌新鮮例8例である。T2:3例,T3:2例,T4a:3例。N0:5例,N2a:1例,N2b:2例。病期II:1例,III:1例,IVA:6例。浅側頭動脈よりカテーテルを目的の血管に超選択的に挿入し,持続的に動注した。薬剤は,CDDP,DOC,PEPを少量持続動注し,5-FU静注,又はTS-1内服を同時併用した。一部の症例ではSTS中和併用でCDDP 50mg/m2を週1回動注した。1例で40Gy,7例で60Gyの外照射を同時併用した。8例全例で原発巣,頸部リンパ節ともCRを得られた。経過観察期間は8~26ヶ月で,全例無病生存中である。有害事象としてはGrade 3の口内炎が5例,疼痛が4例,白血球減少が3例に見られた。その他にGrade 3以上の副反応は見られなかった。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 35 (1), 15-20, 2009
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205223957248
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- NII論文ID
- 10024932070
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
- http://id.crossref.org/issn/13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可