セロトニン症候群を生じた腹膜透析患者の1例

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タイトル別名
  • Peritoneal Dialysis Patient Affected with Serotonin Syndrome
  • 今月の症例 セロトニン症候群を生じた腹膜透析患者の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ セロトニン ショウコウグン オ ショウジタ フクマク トウセキ カンジャ ノ 1レイ

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抄録

56歳,女性,腹膜透析患者,3年前よりうつ病あり塩酸トラゾドンを使用していた.徐々に増悪した嘔気,嘔吐,水様下痢を主訴に救急外来を受診,血圧202/86mmHg,ミオクローヌスも認めたが原因は不明であった.入院後,経口薬剤を中止してから血圧は次第に下降し,消化器症状も改善した.頭部および胸腹部CT,上部消化管内視鏡で器質的疾患は否定された.これら臨床経過から塩酸トラゾドンによるセロトニン症候群の可能性が示唆された.<br>

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