3.血液・凝血学的診断

  • 長尾 毅彦
    東京都保健医療公社荏原病院総合脳卒中センター神経内科
  • 片山 泰朗
    日本医科大学内科(神経・腎臓・膠原病リウマチ部門)
  • 田久保 秀樹
    東京都保健医療公社荏原病院総合脳卒中センター神経内科

書誌事項

タイトル別名
  • 3. Hematologic Diagnosis and Hemotological Diagnosis
  • 血液・凝血学的診断
  • ケツエキ ギョウケツガクテキ シンダン

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抄録

心筋梗塞とならんで,血栓症の代表的疾患である虚血性脳卒中(脳梗塞)はさまざまな病態の血栓症の集合体である.心筋梗塞に近い病態と考えられるアテローム血栓性脳梗塞と心原性脳塞栓症では背景にある血栓止血学的な異常は大きく異なっている.脳梗塞において形成される血栓は,ずり応力の高い環境で形成される白色血栓と,低い環境で形成される赤色血栓のさまざまな度合いで混合されたものであり,各種凝血学的検査にてその差異は分析可能である.また,これら凝血学的診断方法は治療効果判定や血栓症のリスク評価などにも応用可能である.<br>

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参考文献 (42)*注記

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