縦隔および総肝動脈リンパ節に同時性かつ孤立性に転移再発をきたした肝細胞癌の1切除例

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タイトル別名
  • A case of surgical treatment for solitary lymph node recurrence of hepatocellular carcinoma simultaneously developed in the mediastinum and abdominal cavity

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抄録

症例は52歳男性で肝細胞癌に対する外側区域切除術施行3カ月後に総肝動脈周囲と縦隔のリンパ節に転移が疑われた.各々が孤立性であったため外科的切除を行った.病理所見で肝細胞癌の転移と診断された.術後1年8カ月の現在,無再発生存中である.原発巣がコントロールされ,他臓器転移を認めなければ,転移性リンパ節が腹腔と縦隔に存在しても各々が孤立性である場合には摘除により良好な予後が得られる可能性が示唆された.<br>

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