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- 三上 正男
- 気象研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- A brief review of wind erosion study and its present stage of the science
- ウィンド エロージョン ケンキュウ ノ ヘンセン ト ゲンジョウ
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抄録
ウィンドエロージョン(wind erosion; 風成浸食,風食)とは,強風により地表面から土壌粒子が舞い上がる現象を表す.風の応力により土壌粒子が舞い上がるという物理過程は,地吹雪との共通点があるが, 飛散する土壌粒子は直径100μm 前後が多く,また土壌粒子の地面への衝突によりより小さな直径数μm の黄砂粒子(ダスト)を大気中に舞い上げる点で両者は大きく異なっている. ウィンドエロージョンの研究は1940年代より表土流出あるいは地形学として行われてきたが,1990年代の後半より気候システムに係わる過程が注目されるに及び,大気科学の研究対象としても研究されるようになった.近年は,飛砂飛散過程を粒径別に直接測定する測器の開発や,地上ベースのライダーネットワークの整備,CALIPSO等地球観測衛星技術の進歩などを背景として,現象の理解は深まり,さらにダストの発生・輸送・沈着を陽に組み込んだダストモデルも実用化され,黄砂予測などにも利用されている.しかし,飛砂の飛散とそれによるダストの舞いあがりの素過程に関しては, 依然不明な点は多く,観測・実験による現象の理解と理論の高度化,及びそれに基づくモデルの高精度化が望まれる.
収録刊行物
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- 雪氷
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雪氷 71 (2), 91-103, 2009
公益社団法人 日本雪氷学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390850578953444992
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- NII論文ID
- 10025189791
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- NII書誌ID
- AN00131221
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- ISSN
- 18836267
- 03731006
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- NDL書誌ID
- 10238044
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可