胸水貯留で発症した術後23年目再発乳癌の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF RECURRENT BREAST CARCINOMA WHERE THE INITIAL MANIFESTATION WAS A PLEURAL EFFUSION 23 YEARS AFTER SURGERY

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抄録

症例は85歳,女性.63歳時に左乳癌に対して手術を受けた既往がある.呼吸困難を主訴として近医を受診,胸部レントゲン写真で左胸水貯留が疑われ当院へ紹介,入院となった.胸腔ドレナージを施行し胸水細胞診でClass V,腺癌と診断された.呼吸困難が消失した時点で退院・外来通院としたが,胸水出現後約10カ月で左前胸部皮膚のびまん性小隆起と左腋窩リンパ節腫脹が出現した.同皮膚腫瘤の生検で転移性皮膚癌(腺癌,乳癌転移として矛盾しない)と診断された.胸水出現後1年経た現在も日常生活に支障なく,レトロゾールを服薬しつつ外来通院中である.

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参考文献 (29)*注記

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