ストリッピングと硝化反応を併用した超高濃度アンモニア性窒素の除去  固定化高濃度アンモニウムイオン耐性硝化菌体の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of Super High Concentration Ammonium Wastewater with Immobilized Aerobic Nitrifying Bacteria and Stripping Effects Performance of Nitrifying Bacteria to Tolerate a High Concentration of Ammonium Sulfate
  • ストリッピング ト ショウカ ハンノウ オ ヘイヨウ シタ チョウコウノウド アンモニアセイ チッソ ノ ジョキョ コテイカ コウノウド アンモニウムイオン タイセイショウカ キンタイ ノ トクチョウ
  • Performance of Nitrifying Bacteria to Tolerate a High Concentration of Ammonium Sulfate
  • 固定化高濃度アンモニウムイオン耐性硝化菌体の特徴

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抄録

5300 mg/Lの超高濃度のアンモニウム塩濃度に耐性をもつ硝化菌体は,活性汚泥(AS)あるいは消臭微生物製剤(EM)を,球状高分子化含水ゲル(KU, AL, AL[C], AL[F]),キューブ状高分子化含水ゲル(ALCu, ALCu[C]),ペレット状ポリプロピレンBCP[C],あるいはシリンジ状ポリプロピレン(ALT, ALT[C])の種々の担体に物理吸着して固定化した後,馴化培養して得た.AL[C], BCP[C], ALCu[C],およびALT[C]は活性炭を,そしてAL[F]はフライアッシュを担体の一成分としてそれぞれ含んでいる.ポリビニルアルコー(PVA)の高分子架橋時のゲル化を介した包括固定化菌体もまた調製され,同時に活性炭,フライアッシュあるいは活性アルミナを含む担体としてPVA[C], PVA[F],あるいはPVA[Al]がそれぞれ得られた.<br>馴化後の硝化菌体とストリッピングを併用し,モデル排水からの窒素除去を試みた.PVAヒドロゲル中にEM菌体を包括した固定化菌体は,NO3を生成した.一方,AS菌体を包括固定化した場合と,AS菌体あるいはEM菌体を物理吸着した固定化菌体はNO2を効率良く生成した.高濃度アンモニア領域において,NO3を生成するタイプのEM/PVA[C](菌体/担体)とNO2を生成するタイプのAS/ALT[C]の固定化菌体は硝化とストリッピングにより,30日間で57%のアンモニウムイオンを除去した.NO2あるいはNO3を生成するタイプのAS/ALT[C]とEM/PVA[Al]の2種の固定化菌体を用い,完全硝化を検討した.それぞれ35日後と50日後に高濃度NH4+をほぼ硝化した.

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参考文献 (17)*注記

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