出血発症もやもや病に対する血行再建術後，ｒｅｃｉｐｉｅｎｔに用いた中大脳動脈皮質枝の分枝上に生じたｄｅ　ｎｏｖｏ　ａｎｅｕｒｙｓｍより再出血を来した１例

• 栗本 太志

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 小島 隆生

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 高須 俊太郎

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 波多野 範和

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 辻内 高士

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 青木 恒介

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 椎名 諭

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

• 鈴木 善男

  名古屋第二赤十字病院脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Rebleeding from de novo aneurysm arising on a small artery which bifurcated from the recipient middle cerebral artery, after revascularization surgery in an adult moyamoya disease patient with hemorrhagic onset: A case report

抄録

出血発症のもやもや病症例において，再出血は予後増悪因子とされている^1）．異常血管網にかかる負荷を，側副血行路を増やすことで軽減し，再出血を予防するため，血行再建術が行われる^1）2）が，本邦でも，Japan Adult Moyamoya Trial（JAMT）にて有効性を検討中^3）である．<br> 本症例は，脳室内出血で発症し，両側の直接及び間接血行再建術を施行したが，その4年後に脳出血を来たした．片側の浅側頭動脈（STA）-中大脳動脈（MCA）吻合部から離れた中大脳動脈皮質枝上に，生じたde novo aneurysmが出血源であると思われた．これに対し，神経内視鏡手術と血管内治療を用いて効果的に治療しえた一例を報告する．<br>

収録刊行物

• 脳卒中

  脳卒中 31 (2), 100-104, 2009

  一般社団法人 日本脳卒中学会

キーワード

• moyamoya disease
• rebleeding
• revascularization
• de novo aneurysm

詳細情報

• CRID: 1390282679616624896
• NII論文ID: 130004543022
• NII論文ID: 10025373601
• NII書誌ID: AN0020186X
• DOI: 10.3995/jstroke.31.100
• ISSN: 18831923
• ISSN: 09120726
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009172664
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可