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- 常深 祐一郎
- 東京大学
書誌事項
- タイトル別名
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- セイジン スティルビョウ
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抄録
成人スティル病は,発熱,関節症状,皮疹を主要症状とする全身性炎症性疾患である.特異的な所見があるわけではなく,いくつかの臨床症状・検査所見から疑い,他の疾患を除外することによって診断する.フェリチン上昇が有名であるが,最近フェリチンのglycosylated fractionの著明な低下が診断的価値があるとする報告がなされている.診断に際しては,いくつかの診断基準が参考となる.皮疹は,発熱と共に初発症状となることが多く,診断的価値が高い.一般に定型疹が有名であるが,種々の非定型疹があり,われわれ皮膚科医にとっては重要である.治療は,ステロイドを中心として,NSAIDや免疫抑制剤が用いられ,生物学的製剤の有用性も明らかになってきている.
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 119 (8), 1553-1561, 2009
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205737110912
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- NII論文ID
- 130004708676
- 10025379520
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- NII書誌ID
- AN00196602
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD1MXhtVSjsrbF
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- NDL書誌ID
- 10315128
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可