止血デバイス使用後右大腿血腫の1手術例

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タイトル別名
  • A CASE OF FEMORAL HEMATOMA FOLLOWING USE OF A VASCULAR CLOSURE DEVICE

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抄録

カテーテルインターベンション時のSeldinger法における穿刺部血腫形成の頻度は極めて少ないものの,まれに外科的血腫除去を要する症例が存在する.従来,手技修了後の止血は用手圧迫で行われていたが,適応に制限があるものの,止血デバイスの使用が徐々に広まってきており用手圧迫同等,もしくはそれ以上の良好な止血効果を示している.今回我々は,右総大腿動脈よりアプローチして冠動脈造影を施行後,止血デバイスの1つであるAngio-SealTMを用いた止血操作後に血腫形成を来し,外科的に血腫除去手術を施行した症例を経験した.本症例について文献的考察を含め報告する.

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参考文献 (22)*注記

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