書誌事項
- タイトル別名
-
- A CASE OF SMALL INTESTINAL GASTROINTESTINAL STROMAL TUMOR (GIST) WITH ABDOMINAL ABSCESS
この論文をさがす
抄録
症例は55歳,男性.下腹部痛を主訴に当院受診した.腹部造影CT検査行い下腹部に小腸腫瘍を認めた.入院精査を勧めたが,症状が軽かったため帰宅し以降受診しなくなってしまった.3カ月後下腹部痛で再度当院受診した.腹部所見は下腹部中心に腹膜刺激症状を認め,未血生化所見では高度の炎症反応を認めた.CT検査では小腸腫瘍が最大径5cmに増大,周囲にfluidを伴っていた.緊急手術を施行,小腸腫瘍の穿孔による腹腔内膿瘍であった.術式は小腸部分切除ドレナージを行った.病理所見では,腫瘍は紡錘状の細胞からなり,免疫染色ではc-kit陽性CD34陽性であった.小腸GISTと診断された.消化管穿孔・腹腔内膿瘍を来した小腸GISTの報告はあるが,CT画像で病巣の変化を観察できたのは稀である.若干の文献を加えて報告する.
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 70 (9), 2701-2706, 2009
日本臨床外科学会
- Tweet
詳細情報
-
- CRID
- 1390001204847202176
-
- NII論文ID
- 10025391216
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可