肥満児の身体能力特性  ‐等尺性膝伸展筋力・片脚立位時間における検討‐

  • 中尾 聡志
    高知大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 野村 卓生
    大阪府立大学 総合リハビリテーション学部理学療法学専攻
  • 明崎 禎輝
    厚生年金高知リハビリテーション病院 リハビリテーション科
  • 山崎 裕司
    高知リハビリテーション学院 理学療法学科
  • 細川 公子
    高知大学医学部附属病院 医療サービス課栄養管理室
  • 宮野 伊知郎
    高知大学 医学部医学科医療学講座公衆衛生学
  • 石田 健司
    高知大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 谷 俊一
    高知大学医学部附属病院 リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名
  • Physical Ability and Childhood Obesity Isometric Knee Extension Strength and One Leg Standing Time
  • 肥満児の身体能力特性--等尺性膝伸展筋力・片脚立位時間における検討
  • ヒマンジ ノ シンタイ ノウリョク トクセイ トウ シャクセイ シツ シンテン キンリョク ヘンキャクリツイ ジカン ニ オケル ケントウ
  • Isometric Knee Extension Strength and One Leg Standing Time
  • ─等尺性膝伸展筋力・片脚立位時間における検討─

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抄録

〔目的〕肥満児の下肢筋力及びバランス能力を評価し,非肥満児と比較検討することにより肥満児の身体能力特性を把握し,運動療法プログラムの一助とすることである。〔対象〕小学生高学年(9-12歳)肥満群13名,非肥満群60名である。〔方法〕肥満群・非肥満群において,等尺性膝伸展筋力及び開眼・閉眼片脚立位時間を評価した。〔結果〕肥満群は有意に閉眼片脚立位時間が低下していたが,両群における等尺性膝伸展筋力と片脚立位時間の間に関連性は認めなかった。〔考察〕閉眼片脚立位時間が低下していた一要因として,等尺性膝伸展筋力の関与は認めず,肥満児の体型が関与していることが考えられた。肥満児に対する運動療法の考慮点として,バランストレーニングを単一的に行うのではなく,肥満体型の改善を目的とした運動療法プログラムを考慮すべきである。<br>

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参考文献 (28)*注記

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