口腔内に初発症状を呈した尋常性天疱瘡の2例

• 川島 渉

  奈良県立医科大学口腔外科学講座

• 山本 一彦

  奈良県立医科大学口腔外科学講座

• 松末 友美子

  奈良県立医科大学口腔外科学講座

• 桐田 忠昭

  奈良県立医科大学口腔外科学講座

書誌事項

タイトル別名

• Two Cases of Pemphigus Vulgaris Showing Initial Symptom in Oral Cavity

抄録

口腔内に初発症状を呈した尋常性天疱瘡の2例を報告した。いずれも口腔内病変の増悪や皮膚病変の出現が認められ，血液検査および生検にて尋常性天疱瘡との診断が得られた。ステロイドの経口投与と症例2ではさらにステロイドパルス療法，二重濾過血漿交換法，免疫抑制剤の投与により症状改善した。難治性のびらんを認めた場合，皮膚症状が認められなくとも尋常性天疱瘡等の疾患を常に念頭に置く必要があると思われた。

収録刊行物

• 日本口腔粘膜学会雑誌

  日本口腔粘膜学会雑誌 14 (1), 14-20, 2008

  日本口腔内科学会

キーワード

• 尋常性天疱瘡
• 口内炎
• 皮膚症状

詳細情報

• CRID: 1390001205222320128
• NII論文ID: 130002147591
• NII論文ID: 10025567693
• NII書誌ID: AN10553874
• DOI: 10.6014/jjomm.14.14
• ISSN: 18841473
• ISSN: 13417983
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008316831
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可