シスプラチンおよび放射線治療が奏功した犬の未分化胚細胞腫の1例

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タイトル別名
  • Successful cisplatin chemotherapy and radiotherapy in a dog with ovarian dysgerminoma
  • シスプラチン オヨビ ホウシャセン チリョウ ガ ソウコウ シタ イヌ ノ ミブンカ ハイサイボウ シュ ノ 1レイ

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抄録

9歳,未避妊雌の柴犬が他院で前胸部腫瘤を指摘され,精査のため来院した.X線検査で腹部にも巨大な腫瘤が認められ,病理学的検査で未分化胚細胞腫およびその胸骨リンパ節への転移が疑われた. シスプラチンによる化学療法および放射線治療を行ったところ腹部,胸部の腫瘤が著しく縮小し,外科的に摘出することが可能となった. 摘出後,エトポシドによる術後補助化学療法を行った. しかし副作用が見られ投薬を中止した. 手術から現在まで約7カ月間再発等は認められていない.

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参考文献 (18)*注記

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