CTにて膵臓の形態学的変化を発症前から追跡しえた劇症1型糖尿病の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Fluminant Type 1 Diabetes Mellitus Whose Pancreas Followed Morphologically by Computed Tomography from the Pre-onset Phase
  • CT ニテ スイゾウ ノ ケイタイガクテキ ヘンカ オ ハッショウ マエ カラ ツイセキ シエタ ゲキショウ 1ガタ トウニョウビョウ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

症例は31歳,女性.糖尿病歴なし.上腹部痛・背部痛を主訴に来院.膵酵素の上昇と,CTで膵体部から尾部にかけて腫大を認め,急性膵炎と診断.治療により症状は改善したが,第4病日のCTでは膵全体が腫大していた.第5病日にケトアシドーシスを生じ,検査結果から劇症1型糖尿病と診断.第7病日には膵腫大はほぼ消失していた.今回我々は発症前後の膵臓CT所見を得ることができ,劇症1型糖尿病の発症メカニズムを考える上で重要と判断しここに報告する.<br>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ