ヘッドサポートと頭頸部角度が椅子上安楽座位における臀部ずれ力に及ぼす影響

  • 小原 謙一
    川崎医療福祉大学 医療技術学部リハビリテーション学科 広島大学大学院 保健学研究科博士課程後期
  • 新小田 幸一
    広島大学大学院 保健学研究科心身機能生活制御科学講座
  • 渡邉 進
    川崎医療福祉大学 医療技術学部リハビリテーション学科
  • 江口 淳子
    福岡リハビリテーション専門学校 理学療法学科
  • 藤田 大介
    川崎医療福祉大学 医療技術学部リハビリテーション学科
  • 西本 哲也
    川崎医療福祉大学 医療技術学部リハビリテーション学科

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of a Headsupport and Inclination Angle of the Head and Neck on the Shear Force Applied to the Buttocks during Comfortable Sitting on a Chair
  • ヘッドサポート ト トウケイブ カクド ガ イス ジョウ アンラクザイ ニ オケル デンブズレ リョク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

〔目的〕本研究は,ヘッドサポートの有無と頭頸部の角度が椅子上安楽座位における臀部ずれ力に及ぼす影響を検討することを目的として行った。〔方法〕対象は,健常成人男性13名(21.2±0.9歳)であった。実験は,ヘッドサポートの有無の2条件と,頭頸部後傾角度を0度,20度,40度とする3条件の組み合わせによる合計6条件で行った。臀部ずれ力の測定は床反力計を用いて行った。統計学的解析には,二要因とも対応のある二元配置分散分析を用い,危険率5%未満をもって有意とした。〔結果〕臀部ずれ力は,ヘッドサポート無しでは後傾角度の増加に伴って増大していたが,ヘッドサポート有りでは大きな変動は認められなかった。ヘッドサポートの有無と頭頸部後傾角度には有意な交互作用が認められた。〔結語〕本研究の結果から,椅子座位で生じる臀部ずれ力を低減するには,ヘッドサポートを利用するだけではなく,ヘッドサポートの角度の調整が必要であることが示された。<br>

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参考文献 (23)*注記

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