はいの遠心処理がガラス化および凍結保存後のブタはいの生存性に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of Lipid Polarizing by Centrifugation on Viability after Cryopreservation in Porcine Embryos
  • 胚の遠心処理がガラス化および凍結保存後のブタ胚の生存性に及ぼす影響
  • ハイ ノ エンシン ショリ ガ ガラスカ オヨビ トウケツ ホゾン ゴ ノ ブタハイ ノ セイゾンセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

ブタ胚の遠心処理がガラス化および凍結保存後の胚の生存性に与える影響について検討した.同腹から採取した5日目胚を遠心処理区と無処理区に分け,ガラス化保存した.また同様に,6日目胚を遠心処理区と無処理区に分け,凍結保存した.5日目胚の融解後の生存率において,遠心処理による有意な差は認められなかったが,脱出胚盤胞への発生率は遠心処理区が有意に低下した(P<0.01).6日目胚の融解後の生存率は,遠心処理区で有意に高くなった(P<0.01)が,脱出胚盤胞への発生率では有意な差は認められなかった.融解後の胚を受胚豚に移植した結果,遠心処理した胚由来の産子はいずれの区からも得ることができなかったが,無処理区5日目胚から8頭,無処理区6日目胚より6頭の子豚を得ることができた.以上の結果から,超低温保存前の遠心処理は,融解した胚の透明帯脱出能力を低下させることが明らかになった.

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参考文献 (22)*注記

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