「平成の大合併」にみる広域合併都市の都市的特徴と都市・地域政策

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タイトル別名
  • Characteristics of the Largely Merged Cities and their Urban and Regional Policies
  • ヘイセイ ノ ダイ ガッペイ ニ ミル コウイキ ガッペイ トシ ノ トシテキ トクチョウ ト トシ チイキ セイサク

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抄録

「平成の大合併」を通じて、従来の市町村よりかなり広い面積を有する合併都市が出現している。本研究は行政区域面積が800km2以上の市を「広域合併都市」と定義し、(1)広域合併都市の都市的特徴や類型を分析し、(2)広域合併都市は超広域な行政区域をどう統合・調整し、構成地区の自律性に配慮した地域をどう構築しようとしているかを実証的に明らかにすることを目的としている。厳しい財政事情は行政サービスの効率化を求め、行政区域面積の広大さは構成地区の自律基盤の維持を要請している。広域合併都市はこの相反する政策課題に対処しなくてはならない。地方中心都市は構成地区の自律基盤の維持を重視するが、財政的に厳しい分散型では公共施設の統廃合による合理化重視になりがちである。新しい中心と周辺の格差も顕在化している。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 44.3 (0), 697-702, 2009

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (11)*注記

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