FDG‐PETで肺門型肺癌が疑われた孤立性気管支乳頭腫の1例

  • 田尾 裕之
    岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍・胸部外科
  • 河本 純一
    岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍・胸部外科
  • 大藤 剛宏
    岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍・胸部外科
  • 山根 正修
    岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍・胸部外科
  • 豊岡 伸一
    岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍・胸部外科
  • 佐野 由文
    岡山大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍・胸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of solitary bronchial papilloma mimicking hilar lung cancer on positron emission tomography

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抄録

症例は湿性咳嗽を主訴とする66才,女性.PET/CTでFDGの高集積(SUV max=10.6)を呈し,右中葉支を閉塞する30mm大の肺門部腫瘤を認めた.気管支鏡検査で,中葉支を閉塞するポリープ状の病変を認めた.肺癌を疑い手術を施行,気道病変は迅速病理検査で乳頭腫と診断され,中葉スリーブ切除を施行した.肺門部腫瘤は,嚢状に拡張した気管支とその中に充満する粘液栓であった.術後病理診断は腺扁平上皮混合型乳頭腫であった.孤立性気管支乳頭腫は稀な疾患であり,文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (25)*注記

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