書誌事項
- タイトル別名
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- Long term effects of pioglitazone therapy with nonalcoholic steatohepatitis
- NASH ニ タイスル Pioglitazone チリョウ ノ チョウキ コウカ
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抄録
Nonalcoholic steatohepatitis(NASH)のPioglitazone治療において2年以上の長期治療効果は不明である.今回,NASH 23例に7.5∼30 mgの投与量で2年以上(平均46.5カ月)治療を行い,15例に2年後の肝生検で検討した.ALTは治療前平均値106 IU/l,3カ月後58 IU/l,2年後35 IU/lと3カ月ですみやかに改善し(P<0.001),その後も長期効果を維持した.2年後の中性脂肪(P=0.012),HbA1c(P=0.006),HOMA-IR(P<0.001)で有意に改善をみた.組織学的にも脂肪滴(P=0.006),小葉内炎症および線維化(P=0.02)で有意に改善を認めた.副作用として,体重増加を12例(52%)に認め,2年間で平均1.5 kg増加した.<br> 以上,本邦のNASH患者にPioglitazone治療を行い2年以上の長期効果を検討したところ,生化学的組織学的改善効果が持続した.<br>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 50 (10), 555-564, 2009
一般社団法人 日本肝臓学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1390001204792889344
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- NII論文ID
- 10026100544
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 10409015
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可