面不斉型光応答性キラル添加剤

• 玉置, 信之

書誌事項

タイトル別名

• Planar Chiral Liquid-Crystal Additives with Photoresponsivity
• メン フセイガタ ヒカリ オウトウセイ キラル テンカザイ

抄録

面不斉を示す新しいキラル添加剤として,アゾベンゼンを主骨格に含む単環型またはビシクロ型大環状化合物を合成した,得られた化合物のラセミ体は,キラルカラムにより鏡像異性体に分割でき,市販のネマチック液晶に対して十分な相溶性を示した.単環型化合物は,十分大きなねじり力と光反応前後における大きなねじり力の変化を示し,光反応により,液晶の反射色を可視域の広い領域で変化させることができた.一方,ビシクロ型化合物は,光反応前後でねじりの向きの逆転が起こった.今回の面不斉光応答性キラル添加剤では光応答性部位が不斉を発現するための構成要素となっているため,大きなねじり力の変化やねじりの向きの逆転が起こったと考えられる.

収録刊行物

• 液晶 : 日本液晶学会誌

  液晶 : 日本液晶学会誌 14 (1), 32-38, 2010-01-25

  日本液晶学会

キーワード

• キラリティー
• アゾベンゼン
• コレステリック液晶

詳細情報

• CRID: 1050282677904411776
• NII論文ID: 10026249552
• NII書誌ID: AA11404426
• HANDLE: 2115/44665
• NDL書誌ID: 10568811
• ISSN: 18806449
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10568811
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: journal article
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN