多施設内視鏡胃がん個別検診における経鼻内視鏡の現況と精度

書誌事項

タイトル別名
  • Current status of use of transnasal endoscopy in personal health checkup and its accuracy in screening gastric cancers at multiple institutions
  • タシセツ ナイシキョウ イ ガン コベツ ケンシン ニ オケル ケイ ビ ナイシキョウ ノ ゲンキョウ ト セイド

この論文をさがす

抄録

内視鏡個別検診における経鼻内視鏡の使用状況と胃がん発見精度を平成18, 19年度の前橋市内視鏡胃がん個別検診の成績から検討した。経鼻内視鏡の検査件数は1年間で2倍以上に急増していた。経鼻内視鏡の胃がん発見率は0.82%で経口内視鏡の胃がん発見率0.60%よりもやや高く, 発見早期がん比率には差がなかった。消化器内視鏡学会専門医施設は非専門医施設に比べ胃がん発見率, 早期がん比率ともに高かった。偽陰性がんは経鼻内視鏡よりもむしろ経口内視鏡でやや多かった。胃がん発見精度をさらに高めて偽陰性がんを減らすためには, 全体の画質の向上はもちろん, 標準撮影法に従った観察・撮影で未撮影部位をなくしていくことが必要である。

収録刊行物

被引用文献 (9)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ