送信音と反射音の干渉に基づく距離推定に関する基礎的検討

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タイトル別名
  • Fundamental Consideration on Distance Estimation Based on Interference between Transmitted and Reflected Sound
  • ソウシンオン ト ハンシャオン ノ カンショウ ニ モトズク キョリ スイテイ ニ カンスル キソテキ ケントウ

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抄録

<p>対象物までの距離は非常に重要な情報である。公知の測距法としては,送信波と反射波の時間差から距離を推定する方法などがあるが,近距離になると推定が困難になるものが殆んどである。これに対して,マイクロ波レーダの分野では定在波を利用する手法が知られている。具体的には,観測信号のパワースペクトルをもう一度フーリエ変換し距離のスペクトルを求めることで距離を推定できる。我々は,この手法を可聴音域に拡張し,距離推定法を提案するとともに,シミュレーションや建物内の音場での実測を通じてその正当性,有効性を示してきた。本研究では,提案手法について,ケプストラム分析や,観測信号の自己相関関数との比較を含めた基礎的検討を行う。</p>

収録刊行物

  • 騒音制御

    騒音制御 34 (2), 186-194, 2010-04-01

    公益社団法人 日本騒音制御工学会

参考文献 (11)*注記

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