術後長期を経て再燃した縦隔内過剰腺腫大による二次性上皮小体機能亢進症の2例

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タイトル別名
  • SECONDARY HYPERPARATHYROIDISM OCCURRING AFTER A PARATHYROIDECTOMY REQUIRING SURGERY TO RESECT AN INTRAMEDIASTINAL SUPRANUMERARY PARATHYROID GLAND

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抄録

初回術後,長期を経て再燃した二次性上皮小体機能亢進症症例について,われわれの経験した症例について報告する.症例1は56歳,女性.慢性腎不全による二次性上皮小体機能亢進症のため,上皮小体4腺摘出および自家移植を施行,初回手術後15年8カ月を経て,縦隔内の腫大過剰上皮小体による再燃のため,2回目の手術を施行.縦隔内上皮小体2腺を摘出した.症例2は53歳,男性.慢性腎不全による二次性上皮小体機能亢進症のため,上皮小体4腺摘出および自家移植を施行.初回手術後10年5カ月を経て,縦隔内の腫大上皮小体による再燃のため,2回目の手術を施行,縦隔内上皮小体1腺を摘出した.いずれの症例も2回目の手術後良好な血清上皮小体ホルモン値の改善を得た.

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