割球生検によるPreimplantation Genetic Screening:PGSの不妊症への臨床応用の可能性

  • 片桐 由起子
    東邦大学医学部産科婦人科学講座 東邦大学医療センター大森病院産婦人科・リプロダクションセンター
  • 福田 雄介
    東邦大学医学部産科婦人科学講座 東邦大学医療センター大森病院産婦人科・リプロダクションセンター
  • 北村 衛
    東邦大学医学部産科婦人科学講座 東邦大学医療センター大森病院産婦人科・リプロダクションセンター
  • 佐々木 由香
    東邦大学医学部産科婦人科学講座 東邦大学医療センター大森病院産婦人科・リプロダクションセンター
  • 竹下 直樹
    東邦大学医学部産科婦人科学講座 東邦大学医療センター大森病院産婦人科・リプロダクションセンター
  • 森田 峰人
    東邦大学医学部産科婦人科学講座 東邦大学医療センター大森病院産婦人科・リプロダクションセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Possibility of Clinical Application of Preimplantation Genetic Screening Following Blastomere Biopsy in Infertility Treatments
  • カッキュウセイケン ニ ヨル Preimplantation Genetic Screening PGS ノ フニンショウ エ ノ リンショウ オウヨウ ノ カノウセイ

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抄録

着床前診断(Preimplantation Genetic Diagnosis: PGD)は,1990年に伴性遺伝性疾患に対して行われ報告されて以来,日本国内においても実施されるに至った.重篤な遺伝性疾患児の出生回避に伴う母体の人工妊娠中絶をめぐる身体的精神的負担を軽減することが目的ではじまった着床前診断であったが,その適応は各国で着床前スクリーニング(Preimplantation Genetic Screening: PGS)へと拡大した.日本におけるPGDおよびPGSの実施については,異常胚の廃棄に対する生命倫理的問題,ハンデキャップに対する優生思想に発展する懸念や批判,自然妊娠が可能なカップルにARTを実施することに対する評価などの社会的背景を考慮して,十分に検討されなければならない.<br>

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参考文献 (53)*注記

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