書誌事項
- タイトル別名
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- A case of systemic lupus erythematosus repeated with various allergic reactions by trimethoprim-sulfamethoxazole
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抄録
症例は23歳女性.2007年5月にループス腎炎と診断され,プレドニゾロン(PSL)30 mg/日の治療が開始された.PSL 20 mg/日に減量後,肺膿瘍を合併したため,2008年3月当科転院となり,抗生剤投与にて軽快した.ニューモシスチス肺炎予防のためST合剤投与を開始したが,その1週間後に高フェリチン血症を伴う発熱・肝機能障害・血小板減少傾向を認めた.血球貪食症候群への移行を懸念し,ステロイドパルス療法および後療法として,PSL 50 mg/日の投与を開始した.速やかに改善を認めたが,中止していたST合剤を再開したところ,同日に発熱,頭痛,顔面紅潮,血圧低下を呈した.抗生剤投与とともに,循環動態の維持治療を実施し3日後に回復を認めた.しかし1週間後にST合剤の再投与を試みたところ,同様の症状と意識障害を呈した.髄液検査から,無菌性髄膜炎と診断した.入院後の3回の発作はいずれもST合剤によるアレルギー反応であると判断した.ST合剤は,免疫抑制療法中の感染予防のため近年汎用されているが,稀に無菌性髄膜炎やアナフィラキシーを惹起することが報告されており,予防投与に際しては念頭に置くべきであると考えられた.<br>
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会会誌
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日本臨床免疫学会会誌 32 (6), 492-498, 2009
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204650340736
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- NII論文ID
- 10026352442
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- NII書誌ID
- AN00357971
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可