書誌事項
- タイトル別名
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- Biological characteristics of the most invasive squamous cell carcinoma (Grade 4D) of the oral cavity
- 浸潤様式4D型口腔扁平上皮癌の生物学的性状―4C型からの移行のない独立した浸潤形態―
- ―4C型からの移行のない独立した浸潤形態―
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抄録
頭頸部扁平上皮癌における組織学的浸潤様式分類は1973年にJakobssonらによって初めて提案された。その4型を呈する口腔扁平上皮癌は1983年,我々によって索状胞巣を形成して浸潤する4C型(cord-like type)と細胞単位でび漫性に浸潤する4D型(diffuse, widespread type)に改定・細分類された。以来,今日まで,浸潤様式に関する臨床病理学的,免疫組織化学的ならびに実験的研究が行われてきた。その結果,浸潤様式4C型と比較しての4D型特有の性状は,1)最も不良な治療成績,2)細胞単位の浸潤組織像に相応する細胞接着分子の消失,3)組織学的にスキルス胃癌に似た強い線維形成,4)in vitroでの強い運動能,5)コラーゲンゲルを用いたin vitro浸潤モデルにおいて,線維芽細胞を含まないゲルでも観察される特有のびまん浸潤像,6)実験誘発舌癌では4C型までの浸潤像形成に留まり,4D型は形成されなかったこと,そして,7)正所性移植によるin vivo浸潤モデルで3,4C型における固有の浸潤性と対照的な非浸潤性等,であった。以上の結果より,4D型は他のどの型とも独立していると結論付けられ,従って,この浸潤様式細分類は妥当であることが立証された。最後に,4D型症例における臨床像と治療戦略についても言及した。
収録刊行物
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- 日本口腔腫瘍学会誌
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日本口腔腫瘍学会誌 21 (3), 131-169, 2009
一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204347025408
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- NII論文ID
- 10026399437
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- NII書誌ID
- AN10170059
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- ISSN
- 18844995
- 09155988
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可