軽症逆流性食道炎に対するプラセボおよびファモチジンを対照としたラフチジンの有効性の検討―実施担当医師と内視鏡判定委員会の写真判定の比較検討を含めて―

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  • Efficacy evaluation of lafutidine for mild reflux esophagitis in Japanese patients

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抄録

軽症逆流性食道炎に対するラフチジンの有効性を,ファモチジンおよびプラセボを対照薬とした多施設共同,二重盲検比較試験で検討した.内視鏡写真判定は実施担当医師および内視鏡判定委員会でそれぞれ実施した.内視鏡判定委員会判定ではラフチジン,ファモチジン,プラセボの8週治癒率は67.7%(65/96),61.2%(60/98),41.2%(21/51)でありラフチジンの治癒率はプラセボの治癒率よりも有意に高かった(P=0.002).エントリー時の写真判定において実施施設担当医師が試験に適格と判定した27.1%(91/336)が内視鏡判定委員会判定では不適と判定され,内視鏡判定委員会の重要性が示された.<br>

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