自然史系博物館のGBIFへの貢献  [in Japanese] Contribution of Natural History Museums to GBIF Project  [in Japanese]

Abstract

20世紀末に生物多様性の研究と保全およびその持続的利用が全世界的な課題となり、生物多様性条約が締結された。条約締結は生物多様性の重要性を世界の人々が広く認めた結果といえよう。また、最近テレビや新聞などのマスメディアにおいて生物多様性という言葉が頻繁に登場するようになり、生物多様性研究にとって追い風が吹いていると感じさせてくれる。しかし、地球上に生存する全生物を考えると、生物多様性に関する我々の理解は非常に不十分であると言わざるを得ない。既知の生物は175万種と言われているが、未記載の種を含めると、少なく見積もっても全生物は1千万種、実際には数千万種以上いると言われている。生物多様性を明らかにするためには、第一段階として、175万の既知種の情報整備が必要である。全世界の既知種の情報はどのようにすれば利用できるようになるであろうか。コンピュータやインターネットがなかった時代には、既知種の情報を網羅することは実際には不可能であった。しかし、20世紀末からコンピュータ技術が飛躍的な進歩を遂げ、現代のパーソナルコンピュータは往年のスーパーコンピュータに匹敵する能力を持つようになった。また、インターネットは多くの国々で広く普及し、日常的に利用されるようになった。このため、電子化された情報は瞬時に地球上に広がり、インターネットにアクセスできれば、地球上のどこからでも、そして誰でも電子情報を利用できるようになったのである。このようなIT技術を活用して生物に付随する情報を電子化できれば、既知種すべての情報を利用できるようになるであろう。

Journal

Bulletin of the Plankton Society of Japan  

Bulletin of the Plankton Society of Japan 56(2), 169-173, 2009-08-26 

日本プランクトン学会

References:  7

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Codes

  • NII Article ID (NAID) :
    10026448624
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID) :
    AN00197015
  • Text Lang :
    JPN
  • Article Type :
    REV
  • ISSN :
    03878961
  • NDL Article ID :
    10429536
  • NDL Source Classification :
    ZR1(科学技術--生物学)
  • NDL Call No. :
    Z18-1045
  • Databases :
    CJP  NDL  IR 

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