書誌事項
- タイトル別名
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- Factors which Determine How often Frail Elderly People Go Outdoors
- キョジャク コウレイシャ ノ ガイシュツ ヒンド ト ソノ カンレン ヨウイン
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抄録
本研究は,閉じこもり予防の核となる効果的な外出支援の確立に向けて,虚弱高齢者の外出頻度と身体・心理・社会的要因との関連を明らかにすることを目的とした。A県郊外に在住している虚弱高齢者61名を対象に,身体機能の計測と個人面接調査(他記式)を実施した。その結果,一週間の外出頻度は平均5.5±1.9日であり,33人が毎日外出していることがわかった。さらに重回帰分析により,「性別」,「近隣ネットワーク」,「近所への外出能力」,「転倒経験」,「交流頻度」が規定要因として認められ,男性であり,連絡を取りあう近隣の数が多く,近所への外出が可能であり,転倒経験がなく,一週間の交流日数が多い人ほど,一週間の外出日数が多いことが示された。以上より,今後の閉じこもり予防に向けた外出支援には,性差の特性を考慮し,外出するための身体的能力と外出目的となる社会的側面の双方からアプローチをしていく重要性が示唆された。
収録刊行物
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- 日本看護研究学会雑誌
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日本看護研究学会雑誌 32 (5), 5_29-5_38, 2009
一般社団法人 日本看護研究学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205743273344
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- NII論文ID
- 10026505758
- 130005133439
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- NII書誌ID
- AN00330079
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- ISSN
- 02859262
- 21896100
- 21883599
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- NDL書誌ID
- 10536016
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可