医学部学生の健康状態に影響を及ぼす生活習慣要因の検討

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タイトル別名
  • Relationship between the Health Condition and Lifestyle Factor among Medical College Students
  • イガクブ ガクセイ ノ ケンコウ ジョウタイ ニ エイキョウ オ オヨボス セイカツ シュウカン ヨウイン ノ ケントウ

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抄録

本研究は医学部大学生の健康状態と,生活習慣・健康行動との関連性を明らかにすることを目的とした。調査対象はA医科大学の1~4学年の大学生413名であった。調査は無記名自記式質問紙調査法によった。調査内容は一般的背景,身体所見(身長,体重,体脂肪率,血圧値),生活習慣等であった。対象者をBMIと血圧値によって分類し,調査項目との関連を分析した。主な分析にはMann-Whitney U検定,χ2検定及び判別分析を用いた。<br> 男性はやせ群4.1%,肥満群20.6%であり,女性ではやせ群15.3%,肥満群7.9%であった。高血圧ハイリスク群は男性が50.0%,女性が12.4%であった。生活習慣では,男性の食事内容の問題点が明らかとなった。また男性の56%,女性の76%は自分の健康問題を自覚していた。本調査において,男性の肥満と高血圧,女性のやせの問題が存在すること,これらの対象者に対する健康教育の実施と生活指導の必要性が明らかとなった。

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