書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Port–Site Hernia Occurrence After Fascia Suturing
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抄録
患者は,74歳,男性.早期胃癌に対し,腹腔鏡補助下幽門側胃切除を施行した.閉創時,カメラポート孔は腹膜,筋層を縫合閉鎖し,それ以外の12mmポート孔は筋膜のみを縫合閉鎖した.術後第5病日にイレウス症状が出現し,第7病日のCTで左下腹部12mmポート部位への小腸の嵌頓を認めた.ポートサイトヘルニアによるイレウスと診断し,緊急手術を施行した.腹腔鏡下に観察すると,同ポートの部位に小腸が嵌頓していた.筋膜には縫合糸がしっかりかかっており,その筋膜下に小腸が脱出していた.小腸を腹腔内に還納したところ小腸の色調は改善したため,腸切除は施行しなかった.ヘルニアをおこしたポート孔を腹腔内から確認しながら腹膜,筋層を縫合閉鎖した.その後の経過は良好であった.ポート孔の閉鎖は筋膜縫合が必要とされているが,10mm以上のポート孔の場合は筋膜の縫合閉鎖だけではなく,腹腔鏡観察下での腹膜・筋層の縫合閉鎖が必要と考えられた.
収録刊行物
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- 日本外科系連合学会誌
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日本外科系連合学会誌 35 (2), 244-247, 2010
日本外科系連合学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679322805504
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- NII論文ID
- 10026515735
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- NII書誌ID
- AN00002502
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- ISSN
- 18829112
- 03857883
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可