血清チミジンキナーゼ活性の測定により早期摘発した地方病性牛白血病罹患牛の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Early Detection of Enzootic Bovine Leukosis through Measurement of Serum Thymidine Kinase Activity
  • ケッセイ チミジンキナーゼ カッセイ ノ ソクテイ ニ ヨリ ソウキ テキハツ シタ チホウビョウセイウシハッケツビョウリカンギュウ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

チミジンキナーゼはDNA合成に関わる酵素の一つであり,近年牛白血病の発症マーカーとして利用できることが報告されている. 今回,牛白血病ウイルス汚染農場において,本酵素の活性を測定することにより,牛白血病罹患牛の早期摘発を試みた. その結果,臨床症状は示さなかったものの,地方病性牛白血病に罹患していた10歳9カ月齢のホルスタイン種雌牛を摘発できた. 牛白血病ウイルス汚染牛群における本酵素活性の測定が,地方病性牛白血病罹患牛の早期摘発に臨床上有用であることが本研究により示唆された.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ