書誌事項
- タイトル別名
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- An intervention comparison of dental hygienist visits and leaflet mailing for improvement of oral health scores in village residents
- ジュウミン ノ ハ ノ ケンコウズクリ トクテン コウジョウ ノ タメ ノ シカ エイセイシ ホウモン オヨビ リーフレット ユウソウ ニ ヨル カイニュウ ケンキュウ
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抄録
目的 愛知県飛島村において,住民に対して,歯科衛生士による個別訪問指導,もしくは,歯の健康づくり得点の内容に合わせて作成したリーフレット郵送による介入を行い,歯の健康づくり得点の向上効果を比較することを目的とした。<br/>方法 2004年 5 月に愛知県飛島村で行われた定期住民健康診査において,歯科の診査を受けた786人のうち,歯の健康づくり得点が15点以下で,1 歯以上保有する446人を対象者とした。対象者は,年代別,男女別に,無作為に 3 群に分け,歯科衛生士による個別訪問を行い指導する群(訪問群),リーフレットを年に 3 回郵送する群(年 3 回郵送群)およびリーフレットを年に 1 回郵送する群(年 1 回郵送群)とした。分析は,2007年 5 月の定期住民健康診査を受診した対象者のうち,歯科衛生士による訪問を 1 回以上受けた訪問群,年 3 回郵送群および年 1 回郵送群の間で,歯の健康づくり得点の増加率を比較した。分析は各群の間で Mann-Whitney 検定および費用効果分析を行った。<br/>結果 男女合わせての歯の健康づくり得点の増加率は,3 年間で訪問群が46.2±8.1%,年 3 回郵送群は31.2±4.4%,年 1 回郵送群は25.0±5.2%であった。歯の健康づくり得点の増加率は訪問群,年 3 回郵送群そして年 1 回郵送群の順で低くなり,訪問群は年 1 回郵送群よりも有意に高かった(P<0.05)。<br/>結論 歯の健康づくり得点が目標値16点未満である15点以下の地域住民を対象として,3 種の方法で介入を行った結果,歯科衛生士による個別訪問は,リーフレットの郵送よりも効果があり,歯の健康づくり得点の増加率が高かった。一方,リーフレットの郵送に関しては,同一期間中に多数回の郵送を行う方が,少ない回数の郵送を行うよりも点数を向上させる効果が高くなると結論できる。
収録刊行物
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- 日本公衆衛生雑誌
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日本公衆衛生雑誌 56 (11), 795-804, 2009
日本公衆衛生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205504730880
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- NII論文ID
- 130004626208
- 10026523924
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- NII書誌ID
- AN00189323
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC3c%2FivVWrsQ%3D%3D
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- ISSN
- 21878986
- 05461766
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- NDL書誌ID
- 10483694
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可