超音波内視鏡下穿刺吸引にて術前診断し得た膵腺房細胞癌の1切除例

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  • A case of acinar cell carcinoma diagnosed by endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration prior to surgical treatment

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抄録

症例は65歳女性.上腹部痛・発熱を主訴に来院.急性膵炎の診断で点滴加療を行った.膵炎軽快後に腹部造影CTを行い,膵頭部に2cm大の低吸収域の腫瘤を指摘.超音波内視鏡下に穿刺吸引を行い,膵腺房細胞癌と診断された.膵頭十二指腸切除術が行われ,最終病理診断にて同診断であった.膵腺房細胞癌は膵癌の1%未満であり,術前の生検で同診断を確定し,根治的手術を行い得たのは極めてまれであり,文献的考察を加え報告する.<br>

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参考文献 (26)*注記

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