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- 坪川 恒久
- 金沢大学医薬保健研究域医学系
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical Pharmacokinetics of Neuromuscular Relaxants
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抄録
筋弛緩作用は全身麻酔の主要な作用の一つであるが,手術終了後はその作用は速やかに回復していることが求められる.手術中の確実な作用と,手術後の十分な回復を両立させるためには,薬物動態学的・薬力学的知識とその応用が不可欠である.筋弛緩薬の薬物動態学的特徴としては,クリアランス,分布容積がともに小さい水溶性薬物であることがあげられる.したがって,筋弛緩薬の血中濃度は上昇しやすく個体差が大きくなるため,残存させないためには注意深い投与が必要である.今後,スガマデクスの臨床使用開始により,筋弛緩薬の使い方も大きく変化することが考えられる.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 30 (5), 736-745, 2010
日本臨床麻酔学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679734402048
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- NII論文ID
- 10026629663
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- NII書誌ID
- AN00330159
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可