高齢糖尿病患者の身近な社会参加は生活満足度と関連する

  • 高橋 光子
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科 桜美林大学大学院老年学研究科
  • 荒木 厚
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 渡辺 修一郎
    桜美林大学大学院老年学研究科
  • 芳賀 博
    桜美林大学大学院老年学研究科
  • 金原 嘉之
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 田村 嘉章
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 千葉 優子
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 森 聖二郎
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 井藤 英喜
    東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 柴田 博
    桜美林大学大学院老年学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Community participation is associated with life satisfaction in elderly people with diabetes mellitus
  • コウレイ トウニョウビョウ カンジャ ノ ミジカ ナ シャカイ サンカ ワ セイカツ マンゾクド ト カンレン スル

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抄録

目的:高齢糖尿病患者の生活満足度に関連する社会的要因を明らかにする.方法:高齢糖尿病患者56例を対象に,身体的,心理的,社会的因子について面接アンケート調査を行った.生活満足度はLSIK(生活満足度尺度K)により評価した.社会的因子は情緒的,および手段的ポジティブソーシャルサポートを評価した.また,社会関連性指標を1)生活の主体性,2)社会への関心,3)他者との関わり,4)身近な社会参加,5)生活の安心感の5領域の18項目の質問によって評価した.結果:糖尿病性神経障害や腰痛・膝痛はLSIKの低値と関連した.社会関連性指標の身近な社会参加,社会への関心,他者との関わりと同居家族内の手段的サポートはLISKの得点と正の相関関係を示した.また,患者会の世話役をしている人は,LSIKの得点が有意に高かった.重回帰分析の結果,神経障害のないこと,同居家族内の手段的サポート,および身近な社会参加がLSIKの高値と独立に関連する有意な因子であった.結論:身近な社会参加は高齢糖尿病患者の生活満足度と関連する重要な因子である.<br>

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参考文献 (17)*注記

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