非侵襲的陽圧換気中に合併した皮下気腫・縦隔気腫を,体外式人工呼吸器の併用で治療した遅発型Pompe病の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of subcutaneous and mediastinal emphysema with cuirass ventilation in a patient with Pompe disease undergoing non-invasive positive pressure ventilation
  • 症例報告 非侵襲的陽圧換気中に合併した皮下気腫・縦隔気腫を,体外式人工呼吸器の併用で治療した遅発型Pompe病の1例
  • ショウレイ ホウコク ヒシンシュウテキ ヨウアツ カンキ チュウ ニ ガッペイ シタ ヒカキシュ ジュウカクキシュ オ タイガイシキ ジンコウ コキュウキ ノ ヘイヨウ デ チリョウ シタ チハツガタ Pompeビョウ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

気胸のため最大強制吸気量維持の訓練ができず,呼吸器系コンプライアンスが低下した遅発型Pompe病の39歳女性が,非侵襲的陽圧換気(NPPV)中に皮下気腫・縦隔気腫を合併した.圧外傷を考え,吸気圧を下げたところ低酸素状態になり十分に減圧できなかった.NPPVと体外式人工呼吸器の併用で,吸気圧を十分に下げることが可能になり,皮下気腫・縦隔気腫は治癒した.陽圧換気が必要な神経筋疾患患者の圧外傷治療にNPPVと体外式人工呼吸器の併用が有用であった.呼吸機能が低下し始めた時点で最大強制吸気量維持の訓練をおこなえばこのような事態は回避できた可能性があり,呼吸リハビリテーションの重要性について考察した.<br>

収録刊行物

参考文献 (23)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ