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- 矢野 澄男
- 独立行政法人 情報通信研究機構
書誌事項
- タイトル別名
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- Recent Progress in Three-Dimensional Display Systems
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抄録
<p>本稿では,最近の三次元ディスプレイ技術を概説する上で,まず,実用化が進む両眼融合立体画像に関し主として問題になると思われる視覚疲労,フリッピングについて説明した。その上で,このような問題を避けるために研究開発されている新たな三次元画像表示方法である「超多眼」「高密度指向性」と呼称されている表示方法での研究伸展を述べた。これらを踏まえた上で,最近の三次元画像表示装置の研究開発に際して原理となる表示方法,すなわち三次元像表示のための光線の制御に関して概説した。更に,このような原理に基づき各所で研究開発がなされている装置を概説し,情報通信研究機構での研究開発例を紹介した。これらの表示装置による三次元画像表示方法を「光線像再生」方式と呼んでいるが,いずれも現在,実用化が進む両眼融合立体画像の問題点をも解決する三次元画像の表示方法でもあると見込まれている。</p>
収録刊行物
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- 視覚の科学
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視覚の科学 31 (1), 3-11, 2010
日本眼光学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752367550592
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- NII論文ID
- 10026928581
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- NII書誌ID
- AN10389963
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- ISSN
- 21880522
- 09168273
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可