発展途上国における口唇口蓋裂プロジェクトで経験した希な顔面裂と現地における治療上の問題点

書誌事項

タイトル別名
  • 症例 発展途上国における口唇口蓋裂プロジェクトで経験した希な顔面裂と現地における治療上の問題点
  • ショウレイ ハッテン トジョウコク ニ オケル コウシン コウガイレツ プロジェクト デ ケイケンシタ マレナ ガンメンレツ ト ゲンチ ニ オケル チリョウジョウ ノ モンダイテン
  • Treatment of Rare Facial Clefts during Charity Missions in Developing Countries and Problems in treatment course.

この論文をさがす

抄録

type:text

当教室では1995年よりネパールで,年1回,約2週間ずつ,現地の病院と協力して口唇口蓋裂のボランティア手術を行ってきた。この間,約750名の患者に手術を行ったが,その中には,12名の非常に希な頭蓋顔面裂の患者も含まれていた。これらの患者は唇裂・口蓋裂患者に比べて変形や欠損が大きく,骨切り術や骨移植術などが必要となることもある。しかし,ネパールの病院では手術の器具の不足や,術後の感染,術後のケアの問題などで,侵襲のある手術を行うことはほとんどできなかった。今後は,侵襲の大きな手術に関しては,設備の充実した病院で手術ができるようなルートを作ることが必要と思われる。

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ