多彩な膵外の病変を伴った自己免疫性膵炎の3例

  • 岡村 行泰
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 竹田 伸
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 神田 光郎
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 藤井 努
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 金住 直人
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 野本 周嗣
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 杉本 博行
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
  • 廣岡 芳樹
    名古屋大学医学部付属病院光学医療診療部
  • 丹羽 康正
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 後藤 秀実
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 中尾 昭公
    名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学

書誌事項

タイトル別名
  • Three cases of extra-pancreatic lesions associated with autoimmune pancreatitis

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抄録

自己免疫性膵炎は本邦から提唱された比較的新しい疾患概念で多彩な膵外病変が認められる症例が多く,IgG4が関連した全身性疾患の1病変とする考えもある.今回,多彩な膵外の病変を伴った自己免疫性膵炎の3例を経験したので報告する.全例が中年男性で,血清IgG4値が高値であった.膵外病変は2例で胆管,腎病変の合併,1例で後腹膜線維症を合併していた.いずれの症例もステロイド治療を開始し,治療効果が認められた.1例で経過観察中,肺癌の合併が認められた.<br>

収録刊行物

  • 膵臓

    膵臓 25 (1), 59-66, 2010

    一般社団法人 日本膵臓学会

参考文献 (24)*注記

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