書誌事項
- タイトル別名
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- A Case Report of Bilateral Cleft Lip and Palate Patient without Prosthetic Treatment
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抄録
上顎歯列の前方側方狭窄を伴う両側性唇顎口蓋裂症例に対し,最終治療時に側方拡大を行わず非補綴的に咬合再構成を行った。その上顎歯列弓幅径の変化と治療経過について報告する。<br>症例は中間顎の突出と挺出を伴う上顎劣成長による骨格性下顎前突症の両側性唇顎口蓋裂の女性である。成長期に側方拡大を行ったが,その後後戻りの経過を観察し,最終治療時には上顎歯列弓幅径を拡大することなく,被蓋改善するためにLe Fort I型骨切り術による外科的矯正治療を行った。また,両側顎裂部は犬歯を配列し咬合を確立した。経時的な評価では,保定開始時の上顎歯列幅径は再診断時の幅径を維持していた。
収録刊行物
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- 日本口蓋裂学会雑誌
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日本口蓋裂学会雑誌 34 (1), 57-67, 2009
一般社団法人 日本口蓋裂学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390282679678858880
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- NII論文ID
- 10027092272
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- NII書誌ID
- AN00188874
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- ISSN
- 21865701
- 03865185
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可