書誌事項
- タイトル別名
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- Feeding Conditions of Infants with Cleft Lip and/or Palate until Start of Weaning Food
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抄録
2007年9月から2008年12月までに,慶應義塾大学病院形成外科に初診患者として来院し,早期から小児歯科医の診察が可能であった口唇裂・口蓋裂患者58名(唇裂・唇顎裂:31名,唇顎口蓋裂:27名)を対象に,口唇裂・口蓋裂児の初診時から離乳食開始までの哺乳の状況に関して調査を行った。<br>その結果以下のような所見が得られた。<br>1.唇顎口蓋裂を有する児は,初診時に88.8%が専用乳首を使用しており,また直接母乳栄養ができている児は1名であった。<br>2.唇裂・唇顎裂を有する児全例において,口唇の手術前あるいは手術後には,直接母乳または,通常の乳首での哺乳が可能であったことを考えると,唇裂・唇顎裂児の吸啜力は比較的良好に保たれていると考えられた。<br>3.初回口唇形成術後の哺乳状況も良好で,唇裂・唇顎裂,唇顎口蓋裂児全例が順調に離乳食に移行することができた。
収録刊行物
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- 日本口蓋裂学会雑誌
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日本口蓋裂学会雑誌 34 (3), 291-298, 2009
一般社団法人 日本口蓋裂学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204701711488
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- NII論文ID
- 10027092383
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- NII書誌ID
- AN00188874
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- ISSN
- 21865701
- 03865185
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可