多発性骨髄腫に合併した<i>Vibrio vulnificus</i>敗血症の1例

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タイトル別名
  • Multiple Myeloma Complicated with <i>Vibrio Vulnificus</i> Sepsis.
  • 今月の症例 多発性骨髄腫に合併したVibrio vulnificus敗血症の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ タハツセイ コツズイシュ ニ ガッペイ シタ Vibrio vulnificus ハイケツショウ ノ 1レイ

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抄録

Vibrio vulnificus感染症の多くは肝機能障害を有する患者が罹患し,「時間」単位で進行し致死率が高い.症例は85歳,男性.多発性骨髄腫に対する外来化学療法中に腰痛~下腿部痛と嘔吐を主訴に来院.血圧低下を認め,緊急入院し敗血症性ショックの治療を開始した.第4病日に血液培養でVibrio vulnificusが同定された.この頃より右下腿に蜂巣炎・壊死性筋膜炎を認めるようになったが,治療の経過とともに病変は縮小し回復した.本症の危険因子として免疫不全状態が挙げられており,血液疾患患者への注意も必要である.<br>

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参考文献 (11)*注記

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