咀嚼筋腱・腱膜過形成症の1例－手術後の咬筋腱膜と側頭筋腱の変化について－

• 中本 紀道

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 佐藤 毅

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 榎木 祐一郎

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 中本 文

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 堀 直子

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 福島 洋介

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 坂田 康彰

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

• 依田 哲也

  埼玉医科大学医学部口腔外科学教室

書誌事項

タイトル別名

• Regeneration of tendon and aponeurosis after surgery of masticatory muscle tendon-aponeurosis hyperplasia: Report of a case

抄録

咀嚼筋腱・腱膜過形成症に対し両側咬筋腱膜切除術および両側筋突起切除術を施行し，術後1年間MR画像で観察したので報告する。<br> 患者は59歳の女性，初診時の自力最大開口量は20mmで開口時に両側咬筋前縁に硬い索状構造物を触知した。MR画像所見では両側咬筋前縁部に腱様の低信号領域を認め，咀嚼筋腱・腱膜過形成症と診断した。全身麻酔下に両側咬筋腱膜切除術および両側筋突起切除術による側頭筋腱剥離術を施行した。術後1年の最大開口量は47mmで，MR画像において咬筋腱膜および筋突起の部分的再生と，側頭筋腱の再付着を認めた。<br>

収録刊行物

• 日本顎関節学会雑誌

  日本顎関節学会雑誌 22 (3), 158-162, 2010

  一般社団法人 日本顎関節学会

キーワード

• 咀嚼筋腱・腱膜過形成症
• 開口制限
• MRI

詳細情報

• CRID: 1390282679397904512
• NII論文ID: 10027659876
• NII書誌ID: AN10093617
• DOI: 10.11246/gakukansetsu.22.158
• ISSN: 18844308
• ISSN: 09153004
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011136768
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可