書誌事項
- タイトル別名
-
- A Study of Traditional Ligation Treatment and Rubber Band Ligation for Hemorrhoids
この論文をさがす
抄録
近年内痔核治療は多様化され,様々報告されている.そんななか患者のニーズも長期の入院治療は敬遠され,Day surgeryを望む患者が増加している.古典的治療やゴム輪結紮療法は肛門機能を損なうことなく根治手術に近い効果が期待できることから再評価の必要がある.そこで,これらの手技の紹介と成績を報告する.古典的な内痔核治療である分離結紮術は主に3度から4度の内痔核に施行され,多くの症例は外来通院で行われている.結紮された痔核は1週から3週で壊死脱落し,更に2週から3週間で上皮化し治癒する.術後の出血は1%以下であった.疼痛対策として塩酸キニーネが用いられている.ゴム輪による結紮療法は外痔核の無い2度から3度の内痔核が良い適応で,2週間程度で脱落し,痛みは0.8%から33.2%,出血は0%から18%であった.80%から90%は症状が改善し,1.2%から12%に根治手術が追加されている.<br>
収録刊行物
-
- 日本大腸肛門病学会雑誌
-
日本大腸肛門病学会雑誌 63 (10), 826-830, 2010
日本大腸肛門病学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679831751808
-
- NII論文ID
- 10027718439
-
- NII書誌ID
- AN00195100
-
- ISSN
- 18829619
- 00471801
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可