清酒および焼酎におけるC<sub>4</sub>植物由来原材料比率の推測

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タイトル別名
  • Speculation on the ratio of materials derived from C<sub>4</sub> plants in Sake and Shochu
  • 清酒および焼酎におけるC4植物由来原材料比率の推測
  • セイシュ オヨビ ショウチュウ ニ オケル C4 ショクブツ ユライ ゲンザイリョウ ヒリツ ノ スイソク

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抄録

様々な食品において,安定同位体比の測定が,表示の真偽判定に有効であると報告されていることから,清酒および焼酎中のエタノールの炭素安定同位体比を測定した。炭素安定同位体比を測定する上で必要となるエタノールの濃縮方法として,単蒸留を繰り返す方法と減圧濃縮を比較した場合,減圧濃縮が同位体分別の程度が小さく,作業が効率的であった。モデル清酒を用いた実験では,炭素安定同位体比と醸造アルコールの添加割合との間に相関がみられ,添加した醸造アルコール量が推測できる可能性が示唆された。市販清酒を分析した所,純米酒,本醸造酒および普通酒の炭素安定同位体比に有意な差が認められた。モデル混和焼酎で,本格焼酎および連続式蒸留焼酎の混和割合との間に相関がみられ,混和焼酎の混和割合が推測可能であると思われた。

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